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加藤 治一; 酒井 宏典; 常盤 欣文; 神戸 振作; Walstedt, R. E.; 大貫 惇睦
Journal of Physics and Chemistry of Solids, 63(6-8), p.1197 - 1200, 2002/06
被引用回数:11 パーセンタイル:50.69(Chemistry, Multidisciplinary)重い電子系における超伝導は磁性と深く結びついており、従来のBCS理論の枠内では説明のつかない新しいタイプの超伝導であることが示唆されている。近年、CeRhIn,CeIrInなどが重い電子系超伝導を示すことが発見された。これと同型構造をとるウラン化合物UTGa(T: iron group)の物性探索は非常に興味深い。UPtGaは、ウランの持つ5電子が遍歴的な振る舞いをし、電子比熱係数=57mJ/molKを示す。また、=26Kで長距離秩序し、c面内では強磁性的に、面間では反強磁性的に磁気モーメントが整列する。本論文は、微視的な観点からこの系の磁性を明らかにするために、Ga及びPt核についてNMR/NQR実験について記述するものである。観測されたスペクトルより、ナイトシフト(K)の値及び電場勾配パラメータ()の値を見積もった。また、ナイトシフト温度変化を測定しプロットを行い、超微細相互作用係数の値を見積もった。また零磁場下での測定を行い、NMRの観点からも上記の磁気構造を指示する結果を得た
中村 充孝; 小池 良浩; 目時 直人; 加倉井 和久; 芳賀 芳範; Lander, G. H.; 青木 大*; 大貫 惇睦
Journal of Physics and Chemistry of Solids, 63(6-8), p.1193 - 1196, 2002/06
被引用回数:15 パーセンタイル:59.42(Chemistry, Multidisciplinary)5f電子系が有する特異な性質により、ウラン化合物では今までに見られないような多彩な物理が現象として現れる。本研究では、UGaの高圧下中性子回折実験を行った結果、新たな知見が得られたので発表,説明した。具体的には、反強磁性転移温度(ネール温度)が加圧により減少することを見いだした。この事実はUGaの遍歴磁性を裏付けるものである。また、加圧によってドメイン構造の再配列が誘起されることを見いだした。この実験事実から、これまで未解決の問題であったUGaの磁気モーメントの方向について定量的な評価を行い、重要な知見を得ることに成功した。